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外装だけの解体工事

外装だけの解体工事も楽ではありません

建物の外装を変更しようとする場合、既存の外装を取り壊して新しく作ることになります。
しかし、この取り壊しには解体工事が必要です。
建物の躯体に固定されているものを剥がすわけですから、大工事になります。

建物の解体工事で一番問題になるのが、外部に飛び散る粉じんです。
近隣住戸へ降り注ぐということ自体が問題になりますし、粉じんが停めてある自動車の塗装面に突き刺さり簡単には取れなくなるといったこともあります。
洗濯物はザラザラになってしまいますし、周囲が白っぽくなってしまうことも事実です。

この粉じんは、建物の躯体を破壊する際に大量発生しますが、躯体から剥がし取るという作業をする際にもかなり発生します。
コンクリート造りの建物の躯体はコンクリートですから、これを削り取れば粉じんが発生することは当然ですが、木造住宅の場合であっても、もともとの外装材にコンクリートや石膏が使われているので、粉じんの量は並大抵ではありません。

最近の住宅は建築費用が安くすることから、外壁にタイルを使用することが少なくなりました。
タイルを使用しない場合、昔はトタン板等の金属板を利用していましたが、現在はもっと安いサイディングを使うことが一般的です。
しかし、このサイディングの材料はコンクリートや石膏なので、当然粉じん発生の原因となります。

これらのサイディングは新しいうちはいいのですが、直射日光に当たり続けることで次第に劣化します。
単なる塗り直しで改善するのは、最初の10年から20年程度であり、それを超えると壁の材質自体が劣化するので張替が必要になります。
当然解体工事が必要になります。

解体工事を回避するため、最近は既存の壁の外側に新しい壁を作る工法が出てきました。
ただし、この場合も既存の壁にアンカーボルトを打ち込むため多少の粉じんが出ます。
いずれの場合も、現場周囲に防塵シートを張り巡らせる必要があり、作業員は防塵マスクをつけてゴーグルとヘルメットをかぶって現場作業をします。

建物全体の解体工事の場合、かなり大掛かりな工事になるという認識を皆さん持っていますが、壁だけの解体であれば大した手間はかからないだろうと思われがちです。
しかし粉じんという観点で考えると、建物を解体する場合の粉じんの量と、外装だけの解体工事で発生する粉じんの量はあまり変わりません。
両者ともに、周囲に防塵シートを張り巡らせて周囲への気配りが必要であるという点は共通しています。

外装だけの解体工事だから手間も費用もかからないということはないのです。